趣都フォーラム2016「拡がる工芸、次の一手を考える」

日時
2016年5月7日(土)13:00~18:00(開場12:30)
場所
金沢21世紀美術館 シアター21
定員
150名(申込先着順)
参加費
一般1,000円、学生500円、趣都金澤会員無料
主催
NPO法人趣都金澤
共催
金沢21世紀美術館〔(公財)金沢芸術創造財団〕
後援
石川県、金沢市、北陸中日新聞、読売新聞北陸支社、北陸工業新聞、金沢経済新聞、NHK金沢放送局、北陸放送、石川テレビ放送、テレビ金沢、北陸朝日放送、エフエム石川、金沢倶楽部
お申し込み
下記受付フォームに必要事項をご記入頂き4/29までにお申し込みください。
http://goo.gl/forms/sjJEm5aScQ

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金沢の強みである「文化」を基軸としたまちづくりを目的に、市民参画型事業を図る場として2006年より毎年開催している趣都フォーラムのご案内です。みなさまのご来場をお待ちしています。
2016年の今回は「拡がる工芸、次の一手を考える」と題して、「工芸」をキーワードに、外に開いていく新たなものづくりの可能性を討論します。各パネラーは、それぞれの工芸的な発想を起点にしながら、新しい表現や作品づくりに取り組んでいる、世界的に活躍するアーティスト、デザイナー、プロデューサーで、それぞれがユニークな”工芸的”といえる取り組みを行っています。その視点や制作プロセスから、工芸の外に開く創造性を取り上げて、次の一手を考えるヒントにします。

■Facebookイベントページ
https://www.facebook.com/events/981318798602929/

■スケジュール
第一部 13:00-13:30 開会、趣都金澤宣言、趣都金澤事業報告
第二部 13:30-16:25 プレゼンテーション「拡がる工芸、次の一手」
「クリエイターを刺激する西陣織の挑戦」細尾 真孝(13:35-14:05)
「ヒールレスシューズに見る、日本文化の再構築」舘鼻 則孝(14:10-14:40)
「未来工芸ーこれまでのものづくりとこれからのものづくりー」secca(15:05-15:35)
「伝統から跳躍する表現としての工芸」牟田 陽日(15:40-16:10)
第三部 16:35-18:00 シンポジウム「工芸の何が新しいのか?」
モデレーター 秋元 雄史(金沢21世紀美術館館長)
パ ネ ラ ー 細尾 真孝、舘鼻 則孝、secca、牟田 陽日

■登壇者プロフィール
細尾 真孝 Masataka HOSOO
1978年西陣織老舗 細尾家に生まれる。細尾家は元禄年間に織物業を創業。人間国宝作家作品や伝統的な技を駆使した和装品に取り組む。大学卒業後、音楽活動を経て、大手ジュエリーメーカーに入社。退社後フィレンッェに留学し、2008年に細尾に入社。2009年より新規事業を担当。帯の技術、素材をベースにしたファブリックを海外に向けて展開し、建築家、ピーター・マリノ氏のディオール、シャネルの店舗に使用される。最近では「伝統工芸」を担う同世代の若手後継者によるプロジェクト「GO ON」のメンバーとして国内外で幅広く活動中。日経ビジネス誌2014年「日本の主役 100人」に選出される。

舘鼻 則考 Noritaka TATEHANA
1985年東京生まれ。歌舞伎町で銭湯「歌舞伎湯」を営む家系に生まれ鎌倉で育つ。シュタイナー教育に基づく人形作家である母の影響で幼少期から手でものをつくることを覚える。東京藝術大学では絵画や彫刻を学び、後年は染織を専攻する。遊女に関する文化研究とともに日本の古典的な染色技法である友禅染を用いた着物や下駄の制作をする。現在はアーティストとして、国内外の展覧会へ参加する他、伝統工芸士との創作活動にも精力的に取り組んでいる。作品は、ニューヨークのメトロポリタン美術館やロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館など、世界の著名な美術館に永久収蔵されている。

secca
伝統工芸の基礎技術と最先端の3Dテクノロジーを掛け合わせ、これまでに無かった技法を独自に編み出し、「未来工芸」をテーマに器などの生活用品を中心とした新たなモノづくりの価値を創造している。
上町 達也 2006年3月金沢美術工芸大学卒業。株式会社ニコンに入社。同デザイン部に所属。2013年株式会社ニコンを退社。同年株式会社雪花を設立し代表取締役に就く。2014年より金沢美術工芸大学非常勤講師。
柳井 友一 2005年3月金沢美術工芸大学卒業。日本ビクター株式会社に入社。同デザインセンター所属。2010年多治見市陶磁器意匠研究所入所。2012年金沢卯辰山工芸工房に所属。2015年株式会社雪花に参画。取締役に就く。

牟田 陽日 Yoca MUTA
1981年東京都に生まれる。2008年ロンドン、ゴールドスミスカレッジ、ファインアート科卒業。その後、石川県の伝統工芸である九谷焼に出会い、2012年石川県立九谷焼技術研修所卒業。現在、石川県能美市にて工房兼住居を構える。日常的な食器、茶器などの美術工芸品、アートワーク的な表現要素の強い作品など多岐に渡り制作する。2014年からは動植物や幻獣などを多く描き、古典的題材と私的寓話の共在する色絵磁器を発表している。九谷焼を素材、工芸を媒体としながら、日本の美感とアートの概念の間を相互に交信するような作品制作を目標とする。

■告知新聞記事
「金沢経済新聞」2016年04月28日
金沢で「工芸」フォーラム レディガガさんの靴手掛けるアーティストも登壇
http://kanazawa.keizai.biz/headline/2636/