Activities

活動内容

「趣都金澤」は、思考することと実践することのバランスを重視し、
委員会制で多様な事業と議論を並行して進めています。

地球を遊ぶ委員会

県内外各地の文化・アートを体験し、その地域の風土や自然を体感できるツアーを企画。各地でのプレミアムな体験を通じて、審美眼を養い、美意識を高め金沢の良さを再認識。また、学びの後は交流会を通して会員の親睦を深めます。「ブラモリ川」「利賀村ツアー」「歴史と茶の湯ツアー」などを開催。

委員長:目細勇治
副委員長:岡宏・樫田潤子・川崎晃子・谷村秋乃
担当理事:室孝志・松田尚子
広報:室孝志・松田尚子

長良川流域文化に触れるプレミアムツアー 実施報告

7月16日(日)・17日(祝)に「長良川流域文化に触れるプレミアムツアー」と題し、人口規模も金沢市に近い岐阜市、特に長良川流域エリアにおけるまちづくりを、1泊2日、15名の参加者で、現地のNPO法人ORGANのコーディネートで視察しました。

岐阜和傘産業の再生プロジェクト、世界農業遺産である長良川鮎の担い手育成、繊維産業衰退と共に活気を失った商店街の復活、長良川デパート展開や長良川鵜飼観覧と芸舞妓との船遊びをはじめとした地域観光マーケティングなど、体験を通して長良川流域文化継承のための独自の手法をご紹介いただいた。ロジックモデルに基づいた緻密な考察のもと、マネタイズも工夫されていて、生業が次世代に受け継がれるための多彩な取り組みを熱意と実行力を持って着実に推進されており、参加者一同大いに刺激を受けました。

フィードバックタイムでは金沢と岐阜を比較しつつ、お互いのまちでだからこそできるまちづくりや観光について協議しつつ、共に霊峰白山の麓で暮らす石川と岐阜・長良川流域のみなさんとの交流を深めることができた。ORGANメンバーによる丁寧なアテンドにより、土地の恵みや資源をいかに活かしてシビックプライドを育てていけるか、ソーシャルキャピタルをどう築くかを、今後、当会でも考察していく契機となり、学びの多いツアーとなりました。

7月16日(日)川原町のまち歩き。長良川デパート店内で流域文化レクチャー、和傘CASAで岐阜和傘、職人の見学など。
ORGANが運営する施設の一つ「長良川デパート」では、岐阜提灯、伝統工芸品や名産品などの新しい提案が数多くみられた。
2日目にも和傘Casaを再訪し、あれこれ試してお気に入りの1本を購入。
「みんなの森 ぎふメディアコスモス」を視察。図書館や市民活動交流センター、ホール、カフェなどを備えた複合施設で、設計は世界的に有名な建築家・伊東豊雄さんが手掛け平成27年に開館。
長良川の鵜飼文化を体験。屋形船をチャーターし、地元料亭謹製のお弁当を食べながら、幇間・舞妓と舟遊び。日が暮れて伝統の鵜飼の技、花火なども堪能。
舟遊びでいただいたお弁当。鮎もたっぷり。
初日、到着してすぐの昼食は地元のB級グルメ。「更科」で冷やしたぬきそば!
2日目の昼食は川原町「泉屋」で天然鮎フルコース。鮎の熟鮓もいただきました。
「和屋」の鮎ラーメン
2日目の朝は岐阜城へ戦国案内人(観光ガイド)の案内で向かうチーム、「岐阜 善光寺」の夏越の祓え「胡瓜封じ」に参加するチームの2コースに分かれて行動。斎藤道三、織田信長ゆかり岐阜城へは、歴史・城に関心の高いメンバーが猛暑の炎天下にも挫けず登城!
岐阜善光寺の胡瓜封じへ
胡瓜封じでお祓いを受けて頂いたキュウリは、長良川に投じるのが地元の習わしということで長良川へ。
ツアー最後の視察は柳ヶ瀬商店街のリノベまち歩き。その後、今回の視察のフィードバックを行いました。