文化の質を
高める機会を増やす
文化の質を高める機会を増やす
金沢の意味を更新する
「学びの場」を作る
金沢の意味を更新する「学びの場」を作る
あらゆる世代の市民に、広く金沢の文化が浸透していくように、文化とその背景を理解するための「学びの場」をつくることが必要です。
文化や知識を活かし、見極めるための哲学を学ぶことが必要であり、そのためには学校のような特定の場で学ぶ知識だけでなく、さまざまな人が、いろいろな場所に、自発的に集い、文化の学びの場を創発していくような土壌をつくるべきなのです。
これまでの主催・共催事業
● 金沢みらい工芸部 ● 金沢みらい茶会
世界趣都 実現へのアイデア
● 加賀前田藩塾 ● 金沢版デザインスクール ● リベラルアーツ(教養教育)塾 ● 関係づくりのローカル・スクール
「金澤尺度」を醸成する
加賀藩・前田家が京都や江戸から工芸職人や工人を招聘し、文化が興隆したように、金沢には外部からの技術を受け入れてきた土壌があります。また、「金沢美術工芸大学」の存在は、市民にとって金沢独自の美術・アートに対する寛容性を育んできました。
こうした金沢らしい寛容性を再認識し、文化芸術の自立性を尊重・担保しながら質の高いものを育てていく「金澤尺度」を醸成することが必要です。その形成には「まちづくりのためのアート」ではなく、「まちを活用してアートを育てる」という逆転した視点が求められます。
世界趣都 実現へのアイデア
● アーツカウンシル(文化のための独立機関)の設置
● アーツカウンシルとDMO(観光のための組織)との連携・一体化
文化の循環のための
「経済的仕組み」をつくる
文化が消費されることで経済的な循環が生まれますが、一方で過度な消費によって文化が消耗していく恐れもあります。ここでいう「文化」は、「芸術文化」だけでなく「生活文化」も意味します。
文化の創造を担う「作品のつくり手」の暮らしを持続的に支えるには、作品が売れることも大切ですが、作品が質の高い場で評価される機会を提供することも必要です。日々の生活の中で文化を高めていくことにつながるような「文化の循環」の仕組みをつくることが重要です。
世界趣都 実現へのアイデア
● 文化ファンドの構築 ● 交流と発表のための文化サロン