About

趣都金澤とは

設立理念と沿革

「趣都金澤」の原点は、2004 年に「金沢青年会議所」が取りまとめた「自立する地方都市の旗手を目指して― 美しき、日本の『趣都・金沢』構想」という経済政策提言書にあります。

この提言書は、社会が量的拡大から質的発展へ変化するなかで、金沢の豊かな文化資源を地域経済に還元し、自立した持続可能な都市をどう創りあげていくかをテーマにしていました。抽象的なイメージだけでなく、「地域経済基盤の確立」と「金沢モデルのまちづくり推進」という具体的指針を設定し、「金沢は文化を基軸に、オンリーワンの都市を目指すべき」であると発信しました。

この理念に共感し、文化経済都市の基盤の上で民間の活力を活かした事業を展開する主体が必要であるという認識を持ったメンバーが集い、勉強会や議論が重ねられました。2006年8月に設立総会が開催され、2007年10月に「趣都金澤」は「NPO法人」として認証されました。それから10年後、2017年7月には、石川県で8番目となる「認定NPO法人」にも認証されています。

「趣都」は、「趣」という「感性」「知性」「文化」の要素に加え、「奥深さ」「情緒」などの日本的価値観を織り交ぜて創り上げた言葉です。「くびと」を表す「首都」も掛け合わせ、金沢が日本随一の趣深い都市であること、オンリーワンの都市であることを意味しています。

「趣都金澤」には280名を超える会員が参加しています。経済人、学識経験者、文化人、アーティスト、デザイナー、メディア関係者をはじめ、まちづくりに興味を持つ市民・学生など、幅広い領域・年齢層の多彩なメンバーが活動しています。

年表

2004年10月1日「自立する地方都市の旗手を目指して ―美しき、日本の『趣都・金沢』構想」を「金沢青年会議所」が経済政策提言書として策定

2004年10月9日「金沢21世紀美術館」金沢市広坂に開館

2006年春「趣都・金沢構想」実現のための準備委員会が発足、役員候補者・賛同者への趣旨説明

2006年8月28日「NPO 趣都金澤」設立総会開催

2007年2月趣都塾 ※以後、毎年開催(2019年2月に第46回)

2007年4月30日「趣都金澤」設立記念フォーラム「趣都金澤宣言」を発表

2007年10月23日「NPO法人 趣都金澤」として認証

2007年~2015年金澤月見光路「金沢工業大学」の産学官および地域連携活動にNPOとして協力 ※イベントは2004年から毎年開催

2007年11月6日法人設立

2008年5月10日趣都フォーラム 2008「政策提言」を発表 ※以後、フォーラムを会員総会とあわせて毎年開催

2009年9月交流フェスタ in 能登町を開催 ※以後、毎年開催
ツールド日本海ママチャリラリーを開催 ※以後、2011年まで毎年開催

2011年7月ART_CAFE@尾張町を開催 ※以後、2017年まで毎年開催
金澤宮遊 復活窪市を開催 ※以後、毎年開催

2013年4月金澤宮遊 石浦座を開催 ※以後、2015年まで毎年開催

2015年3月14日「北陸新幹線」金沢-長野駅間が開業

2015年12月『金沢らしさとは何か』出版( 著:山出保+金沢まち・ひと会議)

2016年10月13日~ 2017年2月26日金沢21世紀工芸祭を開催 ※ 以後、毎年開催

2017年7月26日「認定NPO法人 趣都金澤」として認証、石川県で8番目の認定NPO法人となる

2017年8月金沢みなとの文化祭を開催 ※以後、毎年開催

2017年10月6日~11月26日21世紀鷹峯フォーラム 第3回 石川・金沢主催の実行委員会に参加

2017年11月7日~11月19日「工芸建築」展を開催 ※ 以後、毎年開催

2017年11月24日~26日KOGEI Art Fair Kanazawaを開催 ※以後、毎年開催

2018年1~12月(コア期間9~11月)東アジア文化都市 2018 金沢 コアイベントの開催に協力

2019年5月18日「世界趣都 金沢2030 実現への12のメソッド」発表