趣都フォーラム2015「歴史・伝統をふまえた国際文化芸術都市に向けて」

現在、国や東京などの各方面において日本の芸術文化を世界に発信する準備がはじまりつつあります。2020年には東京でオリンピック・パラリンピック競技大会が開催されますが、オリンピックはスポーツだけではなく芸術文化の祭典でもあることはあまり知られていません。2012年のロンドンオリンピックでは大会開催4年前の2008年から「カルチュラル・オリンピアード」と呼ばれる過去最大規模の文化プログラムがイギリス全土で展開され、観光や地域振興の面でも大きな波及効果を生み出しました。北陸新幹線が開通する今年、金沢がさらに国際的な文化芸術都市となるためにも、金沢が今やらねばいけないことをテーマに趣都フォーラム2015を開催します。

日 時/2015年5月8日(金)19:00~21:30(開場18:40~)
場 所/金沢21世紀美術館 シアター21
テーマ/歴史・伝統をふまえた国際文化芸術都市に向けて ~2020年へ、金沢が今やらねばいけないこと~
定員・参加費/180名(先着順)・500円(趣都金澤 会員無料)
主 催/NPO法人趣都金澤
共 催/金沢21世紀美術館〔(公財)金沢芸術創造財団〕
後 援/石川県,金沢市,(公社)日本建築家協会北陸支部,(株)金沢倶楽部,北陸工業新聞社,金沢経済新聞
お申し込み/下記受付フォームに必要事項をご記入頂き4/30までにお申し込みください。
http://kokucheese.com/event/index/276827/

■第一部 基調講演
『2020年東京五輪−文化プログラムで金沢がもっと輝くために』
《講師》吉本 光宏 / ニッセイ基礎研究所 研究理事

■第二部 パネルディスカッション
『歴史・伝統をふまえた国際文化芸術都市に向けて~2020年へ、金沢が今やらねばいけないこと~』
《コーディネーター》
秋元 雄史 / 金沢21世紀美術館 館長
《パネリスト 》
佐々木 雅幸 / 同志社大学 特別客員教授
吉本 光宏 / ニッセイ基礎研究所 研究理事
浦  淳 / NPO法人趣都金澤 理事長

■吉本 光宏(ニッセイ基礎研究所 研究理事)
1958年徳島県生。早稲田大学大学院修了(都市計画)後、社会工学研究所などを経て1989年からニッセイ基礎研に所属。東京オペラシティ、国立新美術館、いわきアリオス等の文化施設開発、東京国際フォーラムや電通新社屋のアートワーク計画などのコンサルタントとして活躍する他、文化政策、創造都市等の調査研究に取り組む。現在、文化審議会文化政策部会委員、文化庁2020年に向けた文化イベント等の在り方検討会座長、東京芸術文化評議会評議員・文化プログラム検討部会長、横浜市創造界隈形成推進委員会委員長、(公社)企業メセナ協議会理事、東京藝術大学非常勤講師等。著作に「再考、文化政策(ニッセイ基礎研所報)」「アート戦略都市(監修、鹿島出版会)」など。

■佐々木 雅幸(同志社大学 特別客員教授/文化庁 文化芸術創造都市振興室長)
1949年生まれ。京都大学大学院経済学研究科博士課程修了。京都大学博士(経済学)、金沢大学経済学部教授、立命館大学政策科学部教授、大阪市立大学大学院創造都市研究科教授などを経て、2014年4月より同志社大学経済学部特別客員教授に就任し、文化庁文化芸術創造都市振興室長、並びに創造都市ネットワーク日本の顧問も兼任。2008年度から2010年度まで文化経済学会〈日本〉会長、2010年に国際学術雑誌City,Culture & Society(Elsevierから刊行)を発刊し、5年間編集長を務めた。主著に「創造都市の経済学」「創造都市への挑戦」、編著に「創造農村」「創造都市への展望」「創造都市と社会包摂」など。

■秋元 雄史(金沢21世紀美術館 館長)
1955年東京都生まれ。東京芸術大学美術学部絵画科卒業後、1991年よりベネッセアートサイト直島のアートプロジェクトに関わる。2004年より地中美術館館長、ベネッセアートサイト直島・アーティスティックディレクターを兼務。2007年より金沢21世紀美術館館長。「金沢アートプラットホーム2008」、「金沢・世界工芸トリエンナーレ」、「工芸未来派」等を開催。2013年より東京芸術大学客員教授、秋田公立美術大学客員教授も務める。

■浦 淳(NPO法人趣都金澤 理事長)
1966年金沢市生まれ。大阪工業大学建築工学科卒業後、㈱大林組を経て、93年㈱浦建築研究所入社。06年同社代表取締役社長に就任すると共に、経済人や学識者の仲間とまちづくりのNPO法人趣都金澤を設立、理事長に就任。2012年には中国現地法人・日心企画(大連)有限公司を設立、董事長に就任。2013年まちづくりの株式会社ノエチカを共同設立、代表取締役主宰に就任。建築設計や企画デザイン・各種コーディネート事業を通じて、北陸の建築・文化の世界発信を目指す。

告知新聞記事:「金沢経済新聞」2015年04月17日
金沢でまちづくりフォーラム、東京五輪に向けて国際文化芸術都市実現を考える
http://kanazawa.keizai.biz/headline/2427/