Activities

活動内容

「趣都金澤」は、思考することと実践することのバランスを重視し、
委員会制で多様な事業と議論を並行して進めています。

能登復興委員会

「シュトーク」で能登のドキュメンタリー映像を上映しました(報告)

 隔月で行っている会員交流を兼ねたトークセッション「シュトーク」が6月5日、香林坊の「La RINA」で行われ、森義隆さんが監督した能登映像プロジェクト「住民募集Vol.1(仮称)」を上映しました。会場には会員約30人が集まり、上映後には森監督と意見交換を行いました。

上映会の様子
解説する森監督

 この映像は能登文化復興基金の活動の一環として森監督が制作したもので、今回が初公開となります。震災を受けた能登の高屋地区を取材したドキュメンタリーで、豊かな里山里海での生活の様子や移住者の奮闘、変化に対応しながらも力強く生きていく人々の様子を捉えた約40分の作品です。

 森監督は「高屋の人々に強い生命力を感じた。そこに行かないとわからないことを伝えたかった」と振り返り、「能登の文脈無しで金沢も語れないはずなので、趣都金澤を起点に発信していきたい。今後も定点観測的に数年をかけて高屋を撮っていく」と話されました。

 参加者からは「震災があっても能登の変わらない日常が続いていると感じた」「未来がないとダメなのだろうか。閉じていくことは決して悪いことではないのでは」「雑草のような生命力の強さを感じた。飛んできた種をきっかけに変化しながらそこの植生が続くこともある」などの感想が出ました。

 今後は能登復興委員会を中心に一般公開を計画。WEBサイト上での公開や、県内外で上映会などを企画していきます。